黄色い弾丸
買換えではなく代車です。
車検の時もそうでしたが、優先的にZC32Sを代車として回してくれているみたいです。
切羽詰まった修理入庫ではなく、代車が準備できる日程で入庫したという事情もあるかもしれません。
個人的には車検時に同型車を運転したので、別の車両に乗ってみたかったという気がない訳でもないのですが。
「ZC32Sに買い換えろ」という営業さんのメッセージが含まれている可能性も…
走っているとサイドミラーくらいしか自車の色が見えないので特段気にならないのですが、ドアを開けた瞬間目に飛び込んでくる黄色が眩しく感じられます。
黄色はスイフトスポーツのイメージカラーですし、見かける事も多いのですが、自分で買うとしたら別の色にするでしょう。
車検時は帰宅と通勤1往復だけしか走らなかったのですが、今回は適度なアップダウンとカーブのある道路を往復100km弱程走ってきましたので車評なんぞ書いてみました。
基準は車高調装着のHT81Sなのであまり参考にはならないかもしれませんが。
<ZC32S(CVT)車評>
●走り●
車名に“スポーツ”と付いているだけに足回りは硬め。
HT81S(車高調付き)との比較になるので乗り心地が良くなったと感じるが、足回りが柔らかい車からの乗換えだと突き上げが気になるかもしれない。もっとも乗り心地を重視する人であればスイフトスポーツではなくスイフトを選択するものと思われる。
加速は以前に乗ったレンタカースイフトに比べものにならないほどしっかりしており、CVTの出足のモッサリ感は薄い。
パドルシフトが付いているが「自動的にオンになるオーバードライブオフ」といった感じ。
マニュアルモードにできるが、パドルシフトに慣れていないせいもあって使いづらい。信号待ちで左折する際に使ってみたが、ステアリングを回している最中のシフトアップができなかった。
CVTである点の欠点を挙げたがそれ以外に特に不満がなかった。
マニュアルであればもっと楽しく走る事ができると思わせてくれる。
●車内●
メーターはHT81Sと同じ240km/hスケール。HT81Sとスピードメーターとタコメーターが左右逆だが、そんな事は気にならない。水温計が指針バージョンになっているがこれも気にならない。
代車のためオーディオレス。それを差し引いても可もなく不可もないごく普通のセンターコンソールだが、価格帯を考えれば妥当なのかもしれない。
アルミ製ペダル、と思いきやプライスカードにはステンレス製となっていた。どうせならあとひと頑張りしてフットレストもステンレス製(のカバーだけでも)あれば良かったのだが。
HT81S、ZC31Sはレカロシートだったが、ZC32Sは内製のシート。サイドのサポートは適度にあるのでサーキットで攻める、拘りがあってレカロを好んでいるのでもない限りは必要十分なシートである。
後部座席のシートは少し柔らかいので、後方からの文句は多少は抑えられる、かもしれない。
ラゲージ容量はHT81Sに比べると広いが、同世代・同クラスの車と比べると狭い。ラゲージ容量やシートアレンジの多彩さを求めるなら他のコンパクトカーを選んだ方が良いだろう。
マフラーの構造のせいでZC31Sに続いてZC32Sもスペアタイヤを搭載していない。HT81Sから乗換えないのはスペアタイヤがないというのも要因のひとつである。これまでスペアタイヤに交換しないといけないようなシーンに出くわした事はないが、走る場所が場所なので万一の事を考えると不安はぬぐえない。車載のパンク修理剤で直せるような傷はスタンドなど修理できる場所までくらいは走れるが、直せない程の傷やバーストだとどうしようもないのはチョットねぇ…
あと、運転席側にドリンクホルダーありません。
シフトノブの前方かドアポケットにはありますが、ドライブのお供「缶コーヒー」だとどちらも細い径に対応していないためカーブ等で動きが大きくうっとおしく、取りづらく置きづらいです。
助手席側のエアコン吹き出し口の下にはちゃんと格納式のドリンクホルダーがあります。