上信甲州峠巡りの旅
むしゃくしゃしていた。
だから走った。むしゃくしゃしていなくても走ったかもしれないが。
とにかく目的もなく走った・・・十石峠
自宅を出て走ること数時間、十石峠に降り立つ。
相変わらず狭くて落石の多い酷道だ。
早朝という時間帯のせいかで対向車は数台程度ですんだが、靄がかかっていて景色をろくに見れなかった。
その後R141まで出て南へ進路を取る。
南牧村でr68に入って東へ向かう。
そう、次なる目的地は「日本最高所の車道峠」の大弛峠である。
長野県川上村から大弛峠にアプローチをかける。
ガレガレのダートに写真を撮る余裕もなく、写真は1枚もない。
峠で撮ろうと思っていたが、峠の駐車場はもとより登山客(?)の路上駐車車両が周辺に溢れかえっていた。峠付近はデトマソ1台すら止められない状況だったためスルー。
ダート9km区間ですれ違ったのはオフバイク1台だけだったので、峠は閑散としていると思っていたのだが、どうも甘かったようだ。
山梨県山梨市側は全線舗装済であることを考えると、おそらく全ての車がこっちから来たのだろう。峠を下っている時も何台もの車とすれ違った。
そのほとんどはブラインドカーブにもかかわらずセンターを割って走っていたので、ガレガレダート区間とは違ったドキドキ感を味わうことになった。
その川上牧丘林道でのひとコマ。

峠から下っていると標識の裏が見えるため、一瞬おにぎりかと思って表側を見ると・・・

落石注意だった
川上牧丘林道の山梨側に2本ある事は確認できた(峠向きとその反対向き各1本ずつ)

川上牧丘林道で9kmものガレガレダートを走ったと言うのにさらに右左口峠も走行。
R358の旧道で現在は山梨r113、つまり現役の県道のはずなのだがそうとは思えない荒れっぷり。
川上牧丘林道の長野側に比べると路面状況は多少マシだがガレたダートである事には変わりない。さらにあっちの林道より道幅は狭い。
実質廃道に近い扱いを受けているので対向車の心配はないだろうと思っていたが、路面にはまだ新しいタイヤ痕が残っていた。
峠に向かう途中、2台のオフバイクに颯爽と抜かれていった。女性二人組に見えたのだが・・・ロン毛の男二人の可能性も(´Д`)
峠を越えてもガレたダートは続く。しかも勾配が結構きつい。
そんな現役県道をチンタラ進んでいると・・・

隕石に遭遇。
峠から7割強ほど下りてきた位置だったので、il|li _| ̄|○ il|liとなりかけたが、全幅1650mm(ミラー含まず)のデトマソなら余裕で通り抜けられた。
マイカーがフェラーリでなくて本当に良かったd=(^O^)=b
ここから引き返せと言われたら泣く。たぶん泣く。バックで転回できる場所まで行かんとあかんし。
右左口峠からの帰還後は右左口トンネルでものの数分で1時間前に走った場所に戻った。
後は中央道でワープ。2年半ぶりに相模湖ICより東を走ったが、圏央道のJCTができかけていた。八王子JCT~あきる野IC間の開通は6月23日とのこと。