昨日の夕方から夜にかけて雪が降った。
と言っても当方の住んでいる場所では屋根や車の上にうっすらと積もる程度。
神奈川は雪が積もることはほとんどないが西の山間部は別で、意外にも結構積もる。
雪の降った直後の早朝にかの地に向かった愚か者の話である。
朝早くに目が覚めてその後眠れなかったので、デトマソを駆ってヤビツ峠に行くことにした。
早朝で交通量が少ないこともあって日陰となる場所には路面にも雪が残っている状態。これはヤビツは期待できそうだと思いながら進んでいく。
R246から神奈川r70に入って北上する。
秦野側の最後の集落、蓑毛までは路上の雪はほとんどなかったが、蓑毛以降のいわゆる険道区間は上るにつれて雪が多くなっていく。
去年も冬に突っ込んでいるし、R371龍スカでも似たような感じだったので、この程度は想定の範囲内だった。
菜の花展望台の手前の右カーブを抜けた所(ココ)で事件は起こった。
前方にオデッセイとレガシィがいたのだが、オデは道路に対して垂直に近い形で停まっていた。状況は夏タイヤで突っ込んできたオデが滑ってしまって、レガがそれをロープで引っ張って体勢を直そうとしているところのようだ。
勘弁してくれよと思いつつも一応手伝う意思だけは示しとこうと思って、少し広い場所に車を停めようとアクセルを踏んだ。
エンジンの回転数は上がるが前に進まない。それどころか車が1時の方向を向いてしまった。
こりゃヤバイと思って体勢を立て直そうとあがくと次は2時方向を向いてしまった。
場所が広けりゃこのまま3時、4時・・・と方向転換できるかもと思うが、よりによって1.2車線幅しかない場所。さらにガードレールの柱が宙に浮いているというおまけ付き。
バックで下って広い所まで行こうと思った瞬間、バックミラーに写るイプサム・・・
・・・もう最悪の状況だ。
前に進むこともできなけりゃ、後退もできない。
とりあえず体勢を戻そうとアクセル・クラッチ・ハンドブレーキを総動員させるが事態は好転せず。
万事休すかと思われたその時イプサムのドライバーが降りてきた。
状況を説明すると進むのは諦めてバックで戻った方が良いということになった。
おっちゃんの誘導で何とか体勢を立て直し、イプ共々後退。
100メートルほど後退した所にあった林道(作業道?)から秦野市街を目指すことにした。
アイスバーンになっていない分、林道の方が走りやすいがカーブと勾配はきつい。上りだったらまず進めなかっただろう。
眼下には秦野の街並みが見えているのだが、そこに辿り着くまでに時間が異常に長く感じられたのは言うまでもない。
この事件によりオデッセイが嫌いになりイプサムは少し好きになった。
が、もしかしたらイプサムじゃなかったかもしれない
実は災難はこれだけではなかった。
右フロントウインカーのタマ切れ・・・
某カーショップではウインカーのタマと一緒に牽引フックも買った。
これでいつでも助けてもらえ・・・る?